
リボンスクリュー型攪拌翼の中で改良対象土を上下左右に攪拌混合すること(揺動攪拌)により、攪拌性能を向上させています。
2タイプのリボンスクリュー型攪拌翼を用いることで多様な土質への対応が可能です。
ブーメランプレートの装着と高性能油モーターと2段式ギヤ変換(高トルク仕様)により、N値<40の砂質土の改良が可能です。
バックホウ型ベースマシンであり、機動性に富むとともに狭隘なヤードにおける施工が可能です。
三点式杭打機に比較して小型であり、転倒に対する高い安全性があります。
1)良質な改良体の構築
従来の縦回転型の攪拌翼は、土が上下方向に動く状態で攪拌していました。
これに対し、形状が斜めであるリボンスクリュー型攪拌翼は、攪拌翼の回転に伴い、改良対象土が外側から内側へ、また内側から外側へと連続的に揺動運動を繰り返します。
よって、高い攪拌効率が得られ、均一性の高い良質な改良体の構築が可能となりました。
2)高い掘削作業
粘性土地盤の供廻り現象防止に適している「T型」、また締まった砂質地盤の掘削に適している「箱型」。この2つのタイプを使い分けることにより、幅広い土質に対応できるのが「リボンスクリュー型攪拌翼」です。さらに、ブーメランプレートを装着することによって、N値30を超える締まった砂質地盤の掘削混合が可能となります。
これまで、攪拌翼で掘削できなかったチェーン駆動部下のエリアをブーメランプレートで掘削することにより、掘削能力が格段に向上します。
ブーメランプレートを装着することによって、N値38の地盤での掘削が可能となります。また、掘削時間も大幅に短縮しました。
3)環境負荷を軽減
WILL工法は、小型ベースマシーンの使用が可能なため、従来の工法よりも振動や騒音が少なく、環境負荷軽減を実現しました。
4)高い機動性と高い安全性
軽量のため機動性が高く、大型の改良専用機で施工ができない狭いヤードでも、安全に作業を進めることができます。
5)高い機動性と高い安全性
WILL工法は、専用の管理装置を用いています。運転席内で、稼動中の深度、瞬時流量、積算流量、瞬時回転数、積算回転数、時間、攪拌機掘削角度をリアルタイムでモニター管理できます。よって、信頼性の高い品質管理が可能です。

・ボックスカルバートや擁壁等の構造物基礎地盤の支持力強化および沈下防止
・盛土の安定対策(沈下防止)および法面のすべり破壊防止
・汚染土壌の浄化
・構造物基礎地盤の液状化対策
・掘削工事における仮土留めおよび止水
・調整池提体のすべり破壊防止および底盤改良