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地盤注入 DJM工法
支える 守る つなぐ

 DJM工法は、改良材を空気流により搬送し攪拌翼の付け根部から翼の回転によって生じる空隙部に吐出されます。吐出された改良材は攪拌翼の回転に伴って回転軌跡の全面に均等散布され、さらに原位置土と攪拌混合されます。改良材と分離した空気は攪拌軸に沿って軸と土の間隙から地表に放出されます。

NETIS登録番号:HR-030032-V(掲載終了)

特徴

1)土質性状と必要強度に応じて改良材の種類と混合比を自由に選ぶことができます。さらに粉粒体と土を攪拌混合するのでスラリーに比べ混合比が少なく経済的です。

2)粉体材料の生石灰・セメントはもちろんのこと、最大径が5mm以下の粉粒体であればスラグ・排煙脱硫石膏など、広範囲に使用できます。

3)改良材を面的に散布し、続いて回転翼により攪拌するため、改良材の分布のばらつきが少なく、広範囲の改良強度を任意に選定することができます。

4)施工深度、攪拌翼回転数、貫入・引抜き速度、改良材供給量などの自動記録が可能であるとともに、これらのコントロールが容易です。

5)水を使用しないので現場が汚れないばかりでなく、改良地盤の盛り上がりがほとんどないため排泥処理の必要がありません。

6)改良材の搬入から施工中の噴射にいたるまで、クローズなシステムを採用しているため粉塵の発生がありません。また、騒音・振動の少ない静かで安全な工法です。

7)本体は自走式なので移動・位置決めが容易です。また自動化された改良材供給装置などにより、省力で効率のよい施工が可能です。

標準仕様

機種 DJM1070 DJM2070 DJM2090 DJM2110
機械重量 (t) 24 70 90 93
機関出力 (kW) 75(油圧) 55×2 90×2 110×2
攪拌軸本数 (軸) 1 2 2 2
攪拌径 (m) 1.0
軸間距離 (m) - 0.8 1.0 1.2 1.5 0.8 1.0 1.2 1.5 0.8 1.0 1.2 1.5
貫入深度 (m) 20 26 33 33
適用
地盤
砂質土 標準速度N≦10
最大N=18
標準速度N≦10
最大N=18
標準速度N≦14
最大N=23
標準速度N≦20
最大N=32
粘性土 標準速度N≦3
最大N=6
標準速度N≦3
最大N=6
標準速度N≦4
最大N=7
標準速度N≦6
最大N=9

標準速度:攪拌軸貫入速度1.5m/分

用途

・高盛土等のすべり破壊防止、沈下低減
・橋台背面のすべり破壊防止、沈下低減
・掘削法面の安定
・地中埋設物の沈下低減
・隣接構造物への悪影響の防止

HL-DJM工法

 HL-DJM工法は、高強度・低改良率のDJM工法です。30%未満の改良率で盛土直下地盤を改良することにより、盛土の沈下を抑え安定性を向上させるため、従来の盛土法面部の深層混合+盛土中央部のバーチカルドレーン工法に比べて、工費低減、工期短縮(圧密放置期間が不要等)、周辺地盤への影響防止、残留沈下低減に伴う維持管理費の低減等の効果があります。

標準仕様

機種 DJM2090-HL DJM2110-HL
機械重量 (t) 90 93
機関出力 (kW) 90×2 110×2
攪拌軸本数 (軸) 2
攪拌径 (m) 1.0
軸間距離 (m) 1.6 1.8 2.0 2.3 2.5 2.8 3.0 1.6 1.8 2.0 2.3 2.5 2.8 3.1
貫入深度 (m) 20 33
適用
地盤
砂質土 標準速度N≦14 標準速度N≦20
粘性土 標準速度N≦4 標準速度N≦6

標準速度:攪拌軸貫入速度1.5m/分

EX-DJM工法

EX-DJM工法

 EX−DJM工法は、従来の改良径φ1,000mm×2軸をφ1,200mm×2軸、φ1,300mm×2軸に拡大することでコスト低減と工期の短縮を図る工法です。接円式の全面改良のように面的に広い範囲を改良する形式には、経済的に有利で工期短縮が期待できます。

標準仕様

機種 DJM2090 DJM2110
機械重量 (t) 90 93
機関出力 (kW) 90×2 110×2
攪拌軸本数 (軸) 2
攪拌径 (m) 1.2 1.3 1.2 1.3
軸間距離 (m) 1.0 1.1 1.0 1.1
1.2 1.3 1.2 1.3
1.5 1.6 1.5 1.6
貫入深度 (m) 20 16 33
適用
地盤
砂質土 N=10 N=8 N=15 N=12
粘性土 N=5 N=4 N=6 N=5
RD-DJM施工法

RD-DJM施工法

 RD-DJM施工法は改良材の吐出を、攪拌翼外周部から内向きに噴射させることと、攪拌翼上部に特殊フィンを取り付けることによって、従来より空気回収の効率を高め、施工中の周辺地盤変位を低減させることができます。

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